前触れなき病気。

7日に一度書いた日記を削除しました。遊びに来ていた従妹の体調が悪くなり、救急外来に行ったことまでは書いたのだけど、その後思いもよらない方向へと向かったので、今日まで放置する形になっていました。毎日書いていたものが更新されていないと心配になると言ってくれた方が以前いたのですが、私はいたって元気ですのでご心配なく。
7日早朝、従妹を救急外来に連れて行った旨を彼女の実家に連絡し(旦那さんは海外に出張中だった)、その日の昼過ぎにはおじさんがうちまで来てくれました。そしてもう1度病院に連れて行こうということになり、CT検査の結果、脳内出血が認められ、脳外科専門の病院へ救急搬送することになりました。詳しい検査の結果、くも膜下出血の診断が下されました。まさか、でした。そのまま手術に入り、夜にはおばさんも到着。私は1度うちに戻って、また次の日病院まで行きました。旦那さんも病院に着いていて、旦那さんのご両親も揃っているところでした。手術は無事に終わり、1度面会に行ったら呼名に反応して、手を握り返してくれたとのことでした。
「不幸中の幸いだった」とみんな口々に言ってくれました。もし旦那さんがいない間ひとりでアパートにいたら、私のことろに遊びに来ていなかったら、どうなっていたか分からないと。私のところに来ていたからこそ今こうして命があって、手術を行うことができたと。彼女の実家も旦那さんの実家も県外だけど、私が病院に通える範囲に住んでいるから安心だと。
倒れる前のことを思い返すと、不思議なことがいくつかありました。東京に出てくる前に、駐車場の駐車券をすぐになくしてしまったらしく、「なんだかいやな予感するんだよね」と本人が言っていたこと。だから「お参りできるところある?」と聞いてきたこと。結局夜になってしまったのでお参りには行けなかったのだけど・・・(あの時行っていればと思わずにはいられない)。私が主人を迎えに行く時に「先にお風呂に入っていようか?」と言っていたけど、ちょうど旦那さんから電話があったのでお風呂は後回しにしていたこと。うちの主人が帰ってからの出来事だったこと。もしお風呂に入っている時に倒れていたらもっと大変だったかも知れないし、私ひとりだったらもっと焦っていたかもしれないし。私は今子供もいないし、パートも辞めた後だから自由に動ける状況で、それもまぁタイミングがよかったと言えばよかったのかも知れません。いろいろ考えると、本当に「不幸中の幸い」だったかも知れないなぁと、今はいい方に考えるようにしています。
今は意識もはっきりしていて、手足の麻痺もなく、おしゃべりもできるし経口からの水分摂取もできます。でも病気的には、まだまだ油断はできない状況のようです。このまま予定通りに治療が進んでくれたら、私はそれで安心です。旦那さんはしばらくこっちに残ってくれるようだけど、おばさん達は1度帰ってしまうし、近くにいる私はできる限り面会時間には行こうと思っています。1日1日、少しずつしか回復はしないかも知れないけど、それでもいいからこのまま安定した状態を保って欲しいと思っています。
みなさまの周りでも、もし突然の頭痛、その後の嘔吐、意識障害をきたす方がいた場合は、すぐに救急車を呼んで下さい。そして、その時の状況を詳しく医師に伝えて下さい。本人は意識障害を起こしている場合があるので、はっきりと伝えられない場合もあります。早く処置すれば助かる確率も高くなると思うので・・・。私もこの病気を患った方の介護経験はあっても、その瞬間に居合わせたことはなかったので、もっと早く、最初に受診した時にCTを撮っていたら・・・と考えてしまうのだけど今はもう過ぎてしまったことなので。この経験は忘れないようにしたいと思います。